山科の地に建つ寺院へも
新しい建物と空間とカフェを満喫して
JR山科駅を出発し、マールブランシュロマンの森に
立ち寄りつつ、南へと下る。名神高速道路を越えて、
西へと進む。目的地まであと少し。途中、名神高速道路
の歴史にもふれながら、次は山科の地に建つ寺院へも。
動画にて春の勧修寺の美しい風景も
勧修寺は真言宗山階派の大本山で、平安中期900年に
醍醐天皇の母の藤原胤子を弔うため、胤子の母の実家
の邸宅を寺にしたのが始まりという。焼失するが江戸
時代に再興し、法親王が暮らす門跡寺院とされている。
初めての勧修寺。境内には豊かな空間が広がっていた。
勅使門をくぐり、宸殿、書院、庭園を抜け、緑に包まれた
本堂や開けた場所に建つ観音堂。そして眼前に広がる
氷室池の蓮の風景。訪れたのは7月のはじめの頃で、
8月上旬が最盛期ともいう遅咲きの勧修寺の蓮の風景
には出会えなかったが、それでも立体感と奥行き感を
楽しみつつ、心地のよい庭園の風景を存分に味わった。
勧修寺を後にして、次もまた山科の地の寺院をめぐる。