博多に残る唯一の造り酒屋
石蔵酒造は、博多の街に残る唯一の造り酒屋である。
黒田家の御用商人であった「石蔵屋」は、黒田家が
筑前福岡藩主に任命された際、播州播磨から博多
へ場所を移し、酒造りの歴史が始まることになる。
白壁土蔵の佇まいとレンガの煙突による外観は、
街の片隅に、風情のある景観を作り出している。
又、明治3年築の建物は登録有形文化財でもある。
建物に入ると、通り土間は小屋裏が見える吹き抜け
空間が広がる。正面には博多百年蔵の大きな暖簾が
掛けられ、石畳は奥へと続いていき期待が膨らむ。
その奥の六尺桶のトンネルの先には中庭がみえる。
トンネルを抜けた先の中庭には、直売所や
レストランが面している。博多の街に土蔵
に囲まれた静かで落ち着いた空間が広がる。
直売所では試飲もでき、百年蔵の様々な
日本酒をじっくりと選定することができる。
選んだのは、純米吟醸 百年蔵 である。
すっきりしていて、とても飲みやすい。
さわやかな味わいで、のどごしもよい。
そして、口の中に広がる心地よい余韻。
まだ他にも、いろんな日本酒が販売
されている。次の一本も試飲をさせて
頂いて、じっくり選ぶことにしよう。
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