見出し画像

ルーバーの建物をたどって八幡市へ

縦のルーバーを用いてデザインされた建物をたどり、
八幡市の中心部へとやってきた。そこには2023年に
竣工した八幡市庁舎が建つ。摂南大学枚方キャンパス
から大阪へは遠回りも、せっかくなので足を伸ばして。

通り沿いに面したアプローチの先の
建物だけでなく彫像にも目を止めて

人の仕草や題名の意図を感じながら

陽だまり。ここでは平和の誓いの意味が込められて
いつものように建物の外観を見上げて
連なるルーバーは角度を変えて見れば壁のようにも
建物のエントランスホールのデザインは控えめで
ピロティの奥まった位置に設けられている

公開された図面も。水害に備えて庁舎機能は2階から

見取り図で現在位置や施設の構成も確かめて
ピロティを抜ければ奥には旧庁舎
水平連続窓にモダニズムの雰囲気を感じつつ
角度を変え立体感も楽しんで。その旧庁舎は上屋が解体され
屋上部分は新庁舎とつながる防災広場になる予定に
旧庁舎にの向かいに建つ文化センターは今後も使用される
シンメトリーで力強い構成のデザインで
やわらかなベージュの色合いは新庁舎にもつなげられて
1階の大ホールのためのフライタワーを見返しつつ
敷地全体をぐるりとめぐりまた新庁舎へ
二重にまわる水平ラインがシャープで現代的
閉じる部分と開く部分で分節された建物のデザイン
ピロティは奥に設けられる広場への動線にもなる
石の銘板には、きっと旧庁舎の記憶が刻まれて
ルーバーは八幡市の風景の中の竹林や竹垣がモチーフに

建物の外壁には様々な意味が込められて

建物をぐるりとめぐりいろんな角度で楽しんで

設計は山下設計。敷地全体が完成するのを楽しみに

建物とオブジェと緑。旅先の風景を楽しんだ
京田辺市からはこんなルートで

京田辺市から松井山手駅を越え、摂南大学の建つ丘を
過ぎ八幡市までやってきた。新しい建物から古い建物
まで、あらゆる建物を訪れて、そこに込められた意図を
感じとれるよう、建物が発するサインに意識を向ける。
旅が終われば思い返して、あらためてその意図に納得
したり、旅をして、旅を振り返る繰り返しを楽しもう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?