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美術館には多様な視点があふれている

公園には富山県美術館の展覧会の案内があり、民藝展を楽しみ

うつわの歴史が流れる九州の風景にもふれた

美術館には独自のコレクションもあり、富山県美術館
では前身の富山県立近代美術館から現在までの収蔵品
が一年を4期に分け展示されている。今回訪れたのは
コレクション展第2期で、どんな作品に出会えるかは、
その時々によって異なる。一期一会の作品を楽しんで。


展示室の中央に立つ女性像は、青と白のアクリル板が
積層されたもの。それは富山の豊かな水を連想させて

アクリル板を積層させた彫刻を手掛ける袴田京太郎氏

その先で柔らかに混ざりあう黒と白は
ゆれるかげという題名の作品
その横には、空のような、海のような、光が満ちるような

作品は秋岡美帆によって。カメラで撮影したフィルム
をNECO(New Enlarging Color Operation、拡大作
画機)で麻紙やキャンバスに拡大プリントした作品に

美術館には多様な視点や表現の作品があり 
次の作品は土から作られた絵の具で、自然の微妙な色合いで
作品は繊細に複雑に力強く、それはまるで生き物のように
キャンパス全体で躍動する

淺井裕介氏の作品。それは力強く、やさしく、圧倒的で

コレクションには近代の絵画も。ピカソが表現する女性と
藤田嗣治に表現された二人の女性。どちらもやわらかな表現で
コレクションは幅広く。意味から解き放たれた作品も

ジャクソン・ポロックといえば、我が家にある
ナンバー32のエコバッグをとても気に入っている

こちらは李禹煥の作品の、線より。連なる青が線を際立たせ

それは面となり壁となる。日常でも線と壁を楽しんで

河鍾賢による作品は、油絵具が麻布の裏面から裏ごしされて

様々な素材が作り出す面は日常にもあふれている

ジャスパー・ジョーンズの作品で表現されるのは消失
その先の複雑な形と様々な色で構成された作品は
フランク・ステラによりサーキットの躍動感が表現されて

フランク・ステラの作品には北九州の旅の途中でも

美術の歴史は民族間の力の関係史である。言葉はアートにも
また久保田成子によるデュシャンへのオマージュの作品も
そして最後に赤い兎。よく見ればそのようにも

岡本太郎による作品へはこれまでも、これからも

旅先の富山県美術館でのコレクション展第2期の作品

2階の展示室を後にして、3階へ行く途中には
カーテンウォールの先に広がる富山の風景。雲がかって
山並みは確認できなかったけれど、その風景を楽しみつつ
3階へと進み、次の展示室へ
3階には色とりどりの形がおどるアトリエの壁
その横にあるレストランの入口には
ビビビとジュルリというかわいいキャラクター

そこは感性と食欲に刺激をもたらす所

さて次は3階の展示室も楽しんで

近代から現代、絵画から彫刻と、様々な表現が繰り広げ
られるアートの世界。美術館には多様な視点があふれ
ている。アートをどのように見るか。目に映るものを
そのままでなく、リアルな表現ではなく、美しさには
こだわらず、意味を持たせるわけでなく、視点は自由に
どこまでも。その視点をたずさえまた日々を楽しもう。


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