見出し画像

アルペンルートの乗り物を乗り継いで

黒部ダムに広がる風景を後にして

時間を気にしながらも、ケーブルカーに乗り込んで。
ケーブルカーは急斜面をゆっくり登っていく。富山側
から黒部ダムに向かうには多くの乗り物を乗り継いで
いくと知らなかった。様々な乗り物と広がる黒部ダム
の光景が感慨深い。次は引き返し、その先の目的地へ。


次は黒部湖駅から立山駅へと引き返す。天井にかけられている
富山もようのタペストリー。富山に散りばめられるデザインも
黒部湖駅からケーブルカーに乗り込んで
あらためてアルペンルートの乗り物を
ケーブルカーを降りれば黒部平駅。展望台にも立ち寄って
眼前に広がる北アルプスの山々の緑 
次はロープウェイに乗って大観峰へ
振り返れば緑に抱かれる黒部ダムの構造物
360度広がる緑の風景。その奥に延々と続く山並みも
乗り場への途中にはブラタモリのポスターも

ブラタモリによる旅の視点も参考にしていこう

壁面には立山ロープウェイの仕組みがわかる設備概要図
延長は1,638m。81人も乗れる客車だったとは
点検用のブリッジや様々なワイヤーも見上げつつ
コンクリートの構造物からのぞく空と緑
しばらくすればロープウェイの客車が到着して
乗り込めば北アルプスの緑に包まれて
大きな青い空、流れる白い雲を眺めながら
大観峰へ到着して

客車から広がる風景は圧倒的で

支柱のないワンスパン方式がより風景を際立たせて

季節により色合いを大きくかえる北アルプスの風景も

大観峰駅ではロープウェイについて学べる場所も
ワイヤーにも様々な種類と役割があって
それらはより合わさってつながって
支索は線路の役割のワイヤーで、平衡索はバランスを保つため
曳索は客車を動かすためのワイヤーに
などと支え合うロープウェイの仕組み

滑車の上に乗って行われる点検は

それは冬期にはさらに過酷さを増して
日本で唯一残るトロリーバスの紹介も


大観峰駅から次はトロリーバスに乗って
そのトロリーバスは今年が最後の年となる

28年間の運行に幕を降ろし、そのバトンは電気バスへ

記念すべき年に黒部ダムを訪れることができた

トロリーバスを降りれば室堂高原に到着
そこからは高原バスに乗り換えて



乗り物には旅の楽しさや懐かしさが詰まっている。今
は子どもたちも大きくなりはしゃぐこともなくなった
けど、当時は目を輝かせ、風景に目を丸くしていたこと
も思い出す。それは冒険としての旅の装置にもなる。
中でもロープウェイは風景が印象的な乗り物である。


係りの人が客車のドアを開けてくれる。並んでいた人
は順番に中へと進む。前には小さな子どもを連れた
家族連れがのっている。客車内に響く子供たちの楽し
そうな声。うちの子供たちは思い思いに外の景色を
眺めている。広がる緑のパノラマの風景を感じつつ、
ふといつかの家族で旅行した旅の思い出を振り返る。

ロープウェイは懐かしい旅の風景につながって
車体のデザインもノスタルジックで

吉野山ロープウェイは機械遺産にも認定されて

いつかの家族旅行では愛媛県の松山にも
広がる風景を興味深く眺めていたこどもたちの様子も

思い出しながら。松山城への旅も思い出して

その旅は瀬戸内海をめぐる旅。次に尾道にも立ち寄って
通ってきたしまなみ海道も見下ろして

冒険に満ちたいつかの旅が懐かしい

実家のある三重県の御在所は何度か訪れた場所
迫力のある御在所のロープウェイからの

絶景に子どもたちも目を丸くして。そして子供
たちの成長に合わせるように、ロープウェイの
客車も大きくなり、今回の旅へとつながるように。

外の風景を見せるために、小さかった子供たちを
抱きかかえたことや、乗るのが怖くて少し尻込み
したことも。きっと昔の事は覚えてないけれど、
今回の旅の事はきっと大人になっても覚えていて、
思い出が何かをきっかけに呼び起こされたなら。


今回の乗り物の中でも印象深いロープウェイ。客車
の外には、夏の立山連峰の鮮やかな緑と、青い空が
広がる。客車から見える風景と、子どもたちの横顔
に過去の旅の思い出も懐かしむ。様々なことを経験
しながら、振り返りながら旅の風景を開いていこう。


いいなと思ったら応援しよう!