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平等院の境内に広がる風景に

平等院鳳凰堂をぐるりと眺めた後は、境内に広がる
風景も楽しんで。平等院には、最勝院と浄土院という
二つの塔頭が建てられている。京都や奈良の寺院を
たどりながら、寺院の風景をめぐるのも旅の楽しみ。


もう一度平等院の案内図の
右側に位置するのが最勝院。海老虹梁による意匠や
木彫を眺めるのも楽しいひととき
穏やかな寺院の風景に映えるおおでまり
建具の桟や格子をたどりつつ
緑に包まれる建物の軒の瓦や鬼瓦も楽しんで
最勝院の本堂は、不動明王を本尊とする不動堂
その隣には小さな地蔵堂
足元の鮮やかなギョリュウバイに
寺院の持つ大きな時の流れや
波紋が刻む小さな時の流れ
寺院に散りばめられた意匠を
いろんな角度で楽しんで
最勝院を後にして
塀から伸びる植物にも目を留めつつ
もう一つの塔頭の浄土院へ
本堂にお参りする人々に混じって
花模様が彫り込まれた建具や
格子や障子のデザインの連なりも楽しんで
こちらはしっくいの壁に直線的な梁の構成で
境内には1640年に建てられた禅宗様の建物
雁行する石畳をたどりながら
浄土院の羅漢堂へ。内部の鏡天井には龍の絵も
案内板で建物の歴史にもふれながら

塔頭が広がる風景といえば京都の妙心寺

寺院の風景を楽しんでいる。それは心を落ち着かせて
くれるものであったり、散りばめられた意匠に楽しい
気持ちにもなる。花や緑、蹲に石畳、建具の桟や格子。
際立つ色彩や、時を経た素材がもつ雰囲気。これからも
寺院の様々な風景に出会い、つながりを感じていこう。

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