
霊獣たちのいるところ
街歩きの楽しみはつきることなく続いて
通りの先にちらりと見える近代建築。またその向こう
の大きな瓦屋根も気になるが、まずは京都の街に建つ
煉瓦造りの建物へ。1912年に建てられた本願寺伝道院
は伊東忠太の設計で、竹中工務店により施工された。
その建物の周りに立ち並ぶ霊獣たちの姿も楽しんで。








伊東忠太の妖怪好きは商品化までされていたり









建物は文化遺産にも数えられ
そこには建築家の建物への思いが込められている
ドローンが駆使されて内部まで。貴重な動画だ
藤森照信氏の講演会の動画も
本願寺伝道院にて開催される様々な講座も興味深い

この建物は、元は浄土真宗の信徒保険会社として建設
されて、その後、用途を変えながら今は研修所として
使われている。改修を重ねながらも100年以上の時を
経てなお、建設当時の姿そのままに今も使用され続け
ていることに驚きを感じる。伊東忠太が木造の伝統を
進化させて石材・鉄材で作る建築進化論の実証の場と
なった本願寺伝道院。その思いは今に伝えられている。