古くて新しい小鹿田焼の世界
工藝風向にて開かれた、小鹿田焼の坂本創さんの
個展を訪れた。毎年開かれていて今回で10回目も
毎年の会は今回で一区切りとのこと。その節目と
なる個展に立ち会うことができ幸運な思いである。
小鹿田焼の里。集落の中に川が流れ、唐臼の音が
響く憧れの場所。訪れたい思いがますます募る。
坂本工窯は、小鹿田焼の里にある窯元の一つで、
坂本創さんは、当主の息子さん。一子相伝である。
300年も続く小鹿田焼の歴史の中で培われた技法。
刷毛目、飛び鉋、流しかけ。どれも魅力的である。
その技法を駆使しつつも、同じものを作り続ける
だけでなく、古くて新しい焼き物を目指されてる。
工藝風向のHPより、個展の写真を参照させて頂いた。
伝統の技法を駆使して作られるうつわに、古さの中に
新しさを感じる。どのお皿も魅力的すぎて目移りする。
迷った末に、購入したのは6寸皿を2枚。飛び鉋と
流しかけに惹かれて購入した。どちらも一つとして
同じものはない。どの器にも違いがあり個性がある。
共に浅いお皿なので、いつものこんもりした炒飯や
パスタは合わないなと思いつつも、お皿が違えば、
料理も違ってくるだろうと、淡い期待をしている。
器と料理を楽しもう。そして美味しいお酒を頂こう。
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