平和への願いと祈りの風景へ
浦上天主堂を後にして、また平和公園へ。公園には平和
への願いとして、平和祈念像を中心に、世界各国から
寄贈されたモニュメントや、平和の泉などが設置され
ている。今度は平和への願いと祈りの風景の中を進む。
毎年8月9日に行われる平和祈念式典。今年で原爆が
投下されてから78年が経つ。長崎では核兵器廃絶への
決意と「長崎を最後の被爆地に」というメッセージが
発信されている。今もなお、さまざまな場所でおきる
紛争や戦争、そして顕在化する核兵器の脅威。東西を
隔てる溝や軍需産業の拡大、どうすることもできない
悲しみの連鎖は続いていく。せめて、今起きていること
を理解しながら、歴史や過去に触れる旅を続けよう。