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時代とともに移り変わる素材とデザイン

枚方宿の風景を後にして、その日は最後にもう一カ所

枚方宿を後にして、もう一度自転車にまたがり、その日
の最後の目的地を目指す。今度は枚方大橋を引き返し、
そのまま北へ進めば、ほどなく高槻市へとたどりつく。
前回の高槻の旅は古墳の風景の中、街の中央の公園へ。

そして今回は、前回には訪れなかった高槻城跡に建つ

高槻公園芸術文化劇場を訪れた

枚方つーしんでもそのオープンが伝えられて



高槻城跡までやってきた。当時の城の配置を確かめつつ
設置された築地壁には丸い穴と
四角の穴
丸と四角の矢狭間も再現されている
そして訪れたのは高槻公園芸術文化劇場
内部に足を踏み入れて、方向性のある空間の先の
総合案内にも立ち寄りつつ
ひとまずお手洗い。シンプルなピクトに間違えないように
外部のデザインは内部へと連続して
外壁は木材で構成されたり
コンクリートやガラスで時代に合わせたデザインに
木材とコンクリートはそれぞれに直方体を作り
街並みを構成するように配置され、路地のような空間も
建物の素材やデザインや
それらが作り出す空間を楽しみながら
建物の間を通り抜けて
裏側へ。大ホールや中ホールのボリュームが
構成する連なりを楽しんで
木材とコンクリートは入り混じって
ずれを生じさせながら建物の外観を形作る
高低差のある敷地と、立体的な外観をたどり
ぐるりとめぐって正面のファーサードへ
木材の高さやピッチも変化をもたせた構成に
木材の外壁の上部にはガラス庇。納まりにも配慮されている
などと建物の各部を楽しみつつ、最初の位置まで戻ってきた
もう一度、建物の中へと進み
外部から内部へと続く素材と形をたどり
いつものように建物の平面の確認を
今度は地階への階段を進み
中ホールの入口へ。外部には先程の通路が見える
空間に柔らかな質感を与える無垢の木材
また階段を戻り上階へ
壁は木材とコンクリートとガラスでシンプルに
また外部の直方体の連なりを楽しみつつ
二の丸跡に建てられた建物を後にして
堀の向こうに連なる木材とコンクリートの外壁面
足元には高槻城のデザインのマンホール
三層の天守の往時の姿を思い浮かべつつ
高槻城公園芸術文化劇場を後にして

直方体のボリュームの構成が意識されたデザインを

手掛けたのは日建設計の江副氏で、その三部作の内の

一つには枚方市総合文化芸術センター

前回の枚方を通った旅で訪れた

もう一つのアクリエひめじには、姫路への旅の際に


日建設計が手掛けた高槻城公園芸術文化劇場。直方体
のシンプルな組み合わせ。それらは木とコンクリート
の素材により直方体が強調されたデザインに。それは
かつての城の構成を彷彿させるように、高さや位置を
かえ連続する。直方体が折り重なる建物は現代アート
のように純粋な形へと。ぐるりとめぐればそれぞれの
ボリュームを構成する形の連続がおもしろく、枚方の
劇場とは異なるデザインに。姫路の劇場も楽しみだ。


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