丘の上に広がる殉教の地
歩き旅に路面電車を織り交ぜ、車窓からの風景を眺め
長崎方面へと少し戻る。電車を降りればまた歩きの旅。
自転車の旅とは違う路面電車と歩きのゆっくりとした
旅。長崎は坂の多い街。そして坂の先の丘へと向かう。
73番目の案件に。現在は280件まで選定されている
キリシタンでもある船越氏。その思いは計り知れない
北九州の旅で見つけた船越保武の作品
二十六聖人への祈りは、後世へとつながっていく
二十六聖人は京都の地から1カ月をかけて長崎までの
約1000kmを歩き、そしてこの丘の上で処刑された。
豊臣秀吉によって発布されたバテレン追放令の後も、
南蛮貿易は認められており、まだ禁教は形式的な時代。
その中で起こった殉教の発端のなる出来事。そして
禁教の歴史へとつながっていく。島原、平戸と旅を続け
キリシタンの歴史に触れた。そして長崎にある殉教の
地、祈りの風景。その歴史を知り過去の出来事を思い、
そしてその祈りが未来につながっていくことを願う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?