路地の先の小学校は姿を変えて
オーガニックを楽しむというホテルを後にして
京都の街歩きを続けていく。今度は河原町通りを北へ
上り、四条通りを東へ入る。木屋町通りと高瀬川の先
の細い路地のような通りには、魅力的なお店が並ぶ。
次はその通りを北へたどって、姿を変えた小学校へ。
様々な店舗がひしめきある通りを抜けて西へ入れば
浅い水深の川を進む底が平らな高瀬舟
建物の設計施工は竹中工務店で
ホテルは小学校跡地活用計画に事業者に選定
されたヒューリック株式会社によるものに
ホテル内部の空間は動画にて
既存の校舎を利用したSchoolhouse棟も。その中の
Labはアートと一緒に泊まれるというコンセプトに
そして立誠小学校の歴史も振り返る
かつて京都に作られた日本初の小学校の番組小学校。
番組とは住民の自治組織の単位のことで、1869年に
64校が開校し、立誠小学校もその一つに。1924年の
火災により校舎が消失するも復興され、立誠小学校は
小学校として初の鉄筋コンクリート造3階建ての建物
として建てられた。しかし時代の流れとともに1993年
に124年の歴史に幕を閉じる。でも地域の人の学校へ
の思いは強く、2007年に立誠文化のまちプロジェクト
が発足。2020年に新たな施設として、積み重ねられた
時間や人の思いが受け継がれ、形となってつながれて。
京都に流れる歴史や物語にふれる街歩きを楽しもう。