建物に寄り添うようにアートがある
三つの帽子 草間 彌生 1996
建物に寄り添うように設置されている三つの帽子。
水玉模様の帽子は風に舞うかのように並んでいる。
福岡のあいれふという建物にある草間彌生の作品。
そこには、建物とアートの親密な関係性がある。
前を歩く子供が、帽子の下で雨宿りできるよと
お母さんと楽しそうにおしゃべりをしていた。
そんな雨の日の光景を思い浮かべ微笑ましくなる。
松本市美術館 幻の華 草間 彌生 2002
現在はリニューアル工事中の松本市美術館にも
草間彌生の作品が所々に散りばめられていた。
いたるところにひしめきあう赤と白の水玉模様。
広場にある幻の華は建物に語りかけるようである。
こちらも形は違えど、アートが建物に寄り添う。
アートは日常を一変させ、非日常へといざなう。
心と体に、新らしい価値観が流れ込んでくる。
新しくなる松本市美術館にもいつか訪れたい。
まだ見ぬアートとの出会いを楽しんでいこう。