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神戸の風景は過去から未来へ

緑の隙間から見上げた空を後にして

神戸の街を歩く旅。まずは神戸国際会館へ。そこから
眺める街の姿。神戸は過去にも何度か訪れて、当時の
楽しかった思い出がよみがえる。時の流れとともに、
風景が新しくなっていく神戸の街を感じに行こう。


神戸国際会館のエレベーター降り
エスカレーターの鏡面パネルに映り込む街の風景を楽しみ
これから向かう神戸、三宮の町を眺め
神戸国際会館は三宮の街のシンボルとして立ち上がる
歩きの旅の面白さは多様な視点で街を感じること
遠くの緑や、足元の草花。緑色は幾重にも重なって
この花壇では、1年を通じて自然のリズム感じられるという

緑にふれて暮らす効用は、時の流れを感じられること

緑の多様性にもふれながら
複雑な色と形の緑は見ていてあきることがない
九州の旅や日常で知ったペンタスが風景をつなぐ
フラワーロードは神戸国際会館から南へ続く花と彫刻の道
通りに沿って変わりゆく風景をたどり
魅力の詰まった、変わる神戸三宮
仮囲いには新しい建物。いつもいいことないかなと思いながら
街は長い年月をかけ、活力を取り戻す。JR三ノ宮新駅ビルは

今年の3月に起工式が行われ、2029年に開業予定に

もっとの後に入る言葉も限りなく
歩きたくなる街は魅力のある街。目に留まるものが輝いて
街の機能も大切で。もちろんデザインも
三宮プラッツ。輝く彫刻のようなフォルムも気になる所
仮囲いの上に遠くに眺めた、高くそびえる市役所1号館
その手前にはかつて、形を変えてあの日を乗り越えた2号館

それも役目を終えて、新たな建物へと姿を変える

その隣には完成間近の建物も
その色と形のリズムに足をとめて
その形はランダムに音を重ねるように

神戸市役所連絡棟は今年の9月に竣工して

隣にそびえる市役所一号館は規則的なリズムで
石とガラスと金属と。建物の仕上げもリズミカルに
その南側に広がる公園にも立ち寄って
フラワーロードは花と彫刻の道。その凛とした姿は
舟越保武による作品。シオンと名付けられた女性像は
神戸の街を、その先の未来を見据えるように

北九州の旅で出会ったシオン像も懐かしい

花と緑に包まれて、水のきらめく公園は
東遊園地という名で、案内板からも楽しさが伝わってくる
公園の中には他にも彫刻。そわ柔らかなシルエットを
よく知っている。エーゲ海に捧ぐは、私の旅の思い出をつなぐ
その彫刻は光と影、見上げるアングルにより印象を変えていく

姫路の旅でもその彫刻を。旅を続け風景は重なって

光と緑と彫刻と。それぞれの美しさが混ざりあう
横には針の止まった時計を抱く黄金の彫刻。その煤けた姿は
当時の出来事を伝えるものに。その記憶は忘れられることなく

後世へ。MARINAという作品は今回の旅の始まり
で出会った作品を手がけた新谷 琇紀によるもの

黄金色に輝く葉は彫刻をつながるように
緑の先に整然と高くそびえる市役所一号館と
その横に建つリズミカルなデザインの市役所連絡棟に
次はブリッジでつながれた建物へ

街を歩く。風を感じ、様々な音に包まれる。行き交う
人々の雑踏。車が通りすぎ、そよぐ緑と鳥のさえずり。
旅を続けている。旅はその瞬間に完結することなく、
過去の思い出や、まだ見ぬ先の風景につながっていく。

神戸の街は、あの日を境に大きく姿を変えた。関西に
住んでいたので、その日のことを、その瞬間をよく覚え
ている。新しくなっていく神戸の風景。過去の出来事
は形を変え力となり、街のエネルギーは増幅していく。
今を感じ、未来につながる街の風景を見つめていこう。


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