料理とうつわの幸せな関係
民陶の里の風景を満喫した。小石原焼の素朴な風合い
にとても惹かれる。それは自らが輝くのでなく、他の
よさを引き立てる控えめな美しさがある。用の美、
それは、使われてこそ、うつわとしての輝きを放つ。
さて小石原を後にしよう。そろそろ昼時なので、食事が
できる所を探しつつ、次の目的地に向かうことにする。
しばらく走ると、アクアクレタ小石原という施設の
看板が出ていた。そのカフェのような名前にひかれ、
ひとまず立ち寄ってみる。坂を上りたどり着いた場所
には学校が建っていた。それは旧小石原小学校を利用
した宿泊施設とレストランの複合施設だ。研修室や
ワーキングスペース、キャンプ場が併設されている。
お昼をここで頂くことにし、まず建物を散策してみる。
マスターウォールという家具ブランドのこだわりは、
「ウォールナットを極め、最高の家具を作る」そして、
一生愛せる家具を。ものづくりに思いが込められる。
とても充実した時間を過ごすことができた。思いも
よらず、美しい食事を頂くことができた。うつわには
小石原焼や高取焼が使われている。うつわにより料理
が引き立ち、そして盛り付けられることで、より一層
魅力的にみえてくる。素朴な色のうつわに彩りのある
料理が映え、鮮やかなうつわには、その色に合う料理
が盛り付けられる。うつわと料理の関係を楽しんだ。
心もお腹も満たされた。次の目的地へと出発しよう。
この先にまた長い坂が待っている。次もきっと大丈夫。
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