ハプニングにもめげずに旅を続けよう
今日の旅に期待を膨らませて
朝の散歩から戻って、チェックアウトの準備をする。
昨日とうって変わり、天気も大丈夫そうだと思った時、
部屋の中で大きな破裂音が響いた。聞いたことのない
音に思考が止まる。部屋を見回しても変わった様子は
ないと思いきや、自転車の前輪タイヤが破裂していた。
胸いっぱいに膨らませた期待も一気にしぼんでいく。
2021年4月に博多に来てから、本格的に始めた自転車
の旅。走行距離は2000kmを超えているものの、まだ
タイヤの溝もあり、この旅は大丈夫と思いこんでいた。
九州にて、この自転車に乗る最後の旅の朝。願わくは
今日一日と思ったが、昨日や今日の移動中でなくて
本当によかった。調べると福江島にレンタサイクルも。
再び福江港に行き、そこからめげずに旅を続けよう。
電動アシストサイクルのGOTOCHARI
こちらの動画で堂崎教会の様子がよくわかる
今回は鉄川与助の足跡の一部をたどる旅でもある。
この堂崎教会では、1879年に建設された後、1908年
の改築の際に鉄川与助が携わっている。鉄川与助は
1907年に初めて手掛けた冷水教会が竣工した翌年に
堂崎教会、その後、今回の旅で訪れた青砂ヶ浦天主堂、
大曽教会、頭ヶ島天主堂の教会建築を手掛けていく。
冷水教会や青砂ヶ浦天主堂にも足を伸ばし
旅の始まりには大曽教会を訪れた
そして中通島の東端に建つ頭ヶ島天主堂へも
福江港で借りたレンタサイクルで、なんとか自転車旅
を続けることができた。そして電動アシストサイクル
はすいすいと進む。電池切れに注意すれば、予定通りに
調べてあったもう一つの宿泊施設も見に行けそうだ。
天気は気になるが堂崎教会を後にして、先へと進む。