うつわにふれる旅を締めくくろう
有田のうつわの風景にふれる旅。上有田駅を降りて、
ゆっくりと町の景色を楽しんだ。折り畳みの自転車に
乗ったり、降りたりと、風景に合わせて、めぐる速度を
変える。有田駅につけば、そこで自転車をたたんで、
また日常のある博多へと戻る日帰りの旅。博多から
訪れる、ほんの一日の非日常の時間を楽しんでいる。
昨年の7月の旅で通りがかったILHAは開店前
昨年の旅では、柿右衛門窯の開店時間に間に合わず。
美しいものがちりばめられている町。有田には400年
の焼物の歴史があり、その中で培われた美意識が根付
いていると感じる。歩きながら、自転車に乗りながら、
さまざまなものが目に止まる。今回の旅の中で見えた
ものもあれば、そうでないものもある。ただ有田の町
にふれることができた。ほんの少し近づいただけかも
しれないが、十分にその魅力を感じることができた。
古い町並みに、うつわが作り出す風景に、その土地で
紡がれた時間を感じることができる。また旅続けよう。