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八幡駅から歩くその先に

あらためて八幡駅から始まった徒歩の旅。駅を降り、
高橋秀氏の彫刻を見上げ、村野藤吾氏の建物を眺め、
山並みを見つめた。確かに、この景色を覚えている。
2017年に同じ道を歩いたことを思い出す。八幡駅から
歩くその先に、魅力的な建物と空間がひろがっていた。


その時も同じ景色を見つめ
大通りの先に塔屋のある
村野藤吾氏の作り出す複雑な建築にふれた
同じように、柔剣道場の特徴のある壁越しに
その独特なフォルムの建物を見上げた
工事中の仮囲いの先に八幡市民会館のシルエット
そしてその先にあるガラス張りの建物へ
風景を映すガラスに囲まれた空間を進む
建物はガラスには自らの姿を映す
ガラスに映る建物を見上げつつ
空と一体となる建物の中を進む
透明なブリッジは空間に広がりをもたせ
ゆるやかに弧を描くガラスは幾重にも周囲を映し
ガラスに覆われた建物はさまざま表情を見せる
ガラスに取り囲まれた通路で光は反射し
ガラスは空と建物だけを映し出すこともあれば
なだらかな曲面となり風景を映し出す
ここにはとても不思議な空間が広がっている
建物の名は北九州市立国際村交流センター
石井和紘氏の設計により1993年に竣工した
風景を映し込む全面ガラス張りの特徴的な建物
ハウス・オブ・ミュージック。彫刻家ダン・ガマー氏の作品
複数の施設からなり、響ホールという音楽ホールも設置される
その建築は空を、緑を映し、風景に広がりを持たせ
ガラスをまとうことで風景になじんでいる
北九州には魅力的な建物と空間がある



北九州市立国際村交流センター内の響ホールは、全国
でも数少ないという音楽専用のホール。1993年の開館
以来、国内外の一流アーティストのコンサートが開催
されているという。北九州には魅力的な場所がある。

八幡駅から響ホールまでの道のりも

今回の旅で、この場所を再び訪れることはなかったが、
6年前の写真を眺め、また訪れたいと思った。どの角度
でも絵になる建物や、空と緑の風景。今度はどんな景色
が見えるだろう。さあ引き続き北九州の旅を続けよう。

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