日本の近代化を支えた炭鉱へ
残されたのは記憶をノックするにおい、との印象的な
ナレーションとともに流れる映像。これは記憶の結晶
という題名の大分むぎ焼酎二階堂のCM。以前から
美しい映像や、映し出される風景が気になっていた。
今回訪れた三池炭鉱宮原坑は、そのCMの舞台である。
訪れてみたくなる大分むぎ焼酎二階堂のCMの風景。
明治後期から昭和の初めまで採炭されていた宮原坑。
大牟田市が舞台の映画で宮原坑もロケ地となっている
2015年、世界遺産に登録の明治日本の産業革命遺産。
九州、山口を中心に全国8県11市に分布する23の資産
で構成される。これらは製鉄・製鋼、造船、石炭産業に
おいて急速な産業化を成したことを証言する遺産群
として、構成資産全体で一つの世界遺産の価値がある
という、壮大な規模の世界遺産でもある。その中で、
宮原坑は石炭産業の遺産として万田坑、専用鉄道敷跡、
三池港と合わせて、23ある遺産の内の一つの構成資産
である。次は万田坑へ。九州にある世界遺産を巡ろう。