西田平駅から平戸の旅を始めよう
博多から電車を乗り継ぎ、平戸までやってきた。早朝
の電車に乗り西田平駅に着いたのが10時前。日本の
西北端にある平戸は一筋縄ではいかない場所。教会
建築家の鉄川与助の本を手に、まずは田平天主堂へ。
教会堂内部は撮影禁止なので、その空間を記憶の片隅
に留めよう。リブ・ヴォールトの白い天井と色鮮かな
ステンドグラスや花弁をモチーフの装飾。高窓からは
穏やかな光が注ぎ、しんとした雰囲気の空間を味わう。
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そして教会建築の父、鉄川与助
長崎を中心に多くのカトリックの教会建築を手がけた
鉄川与助。1899年、20歳の時に五島列島にて初めて、
宣教師の指導のもとに建てられた教会建築と出会う。
今回訪れた田平天主堂は1918年、鉄川与助が39歳の
時に建設され、氏が手がけた福岡県の今村天主堂と共
に煉瓦造りの集大成の教会と評価されているという。
それからこの煉瓦造りの建物は、100年あまりの時を
刻む。そして平戸の各地に建つ教会建築。平戸に伝来
したキリスト教の面影を残す風景への旅を始めよう。
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