そして丘の上に建つ美術館へ
さあ目的地の美術館まで後少し。歩いてくる場所では
ないかもしれないが、階段の先にその姿が見えてきた。
双眼鏡のような美術館と呼ばれる北九州市立美術館。
その丘の上に建つ美術館まで、なんとかやってきた。
建物から突き出したフォルム。特徴的なデザインだ。
小さな正方形が組み合わさり大きな正方形を、そして
長方形、立方体を形作る。設計は建築家の磯崎新氏。
昨年12月に惜しくも逝去された建築界の偉人である。
建築家 磯崎新氏の独特の存在感。群馬県立近代美術館
もいつか訪れよう。そこに込められた思いを感じに。
つい美術館の形をしたケーキを探してしまう
いろんな工夫がなされた美術館。建築が作る空間
に身を置き、周囲と建物との関係に心動かされる。
建築家の明確な意思がなければ、このような建物
は実現しない。強力な意志を感じる建物。丘の上の
美術館は、北九州の町を見守るように建っていた。
建物の見どころをわかりやすく説明頂いている動画
愛されている建築家とその建物
えらい目にあったけど、ゆふいん駅に出会えた
奈義町美術館は、好きな美術館のひとつ
磯崎新氏の思いは新しい建物に受け継がれる
3年前の氏の特別展。その思いはきっといつまでも
磯崎新氏。その偉大な建築家は、昨年末、長い建築
への旅を終えた。しかし、その思いは建物の中に生き
続けている。それを守る人、受け継ぐ人、伝える人。
旅先で出会う氏の建物。またその思いを感じに行こう。