旅で出会った円の形
旅をすればいろんな建物や形に出会う。それは三角、
四角、多角形、そして円の形に。円は平面に、立面に、
見上げた吹き抜け空間として、様々な姿で目の前に
現れる。またそれは建物の一部であったり、部分で
あったり、内包されたり、ときには螺旋を描くことも。
線の重なり、印象的な影、円の形を楽しんで
カトリック桂教会には、また時間をとって訪れよう
建物の形に込められた意図や思いにふれながら
桂キャンパスでは様々なリズムの線が交錯する
様々な形がひしめいていたEXPO'70の熱気を感じ
様々な人の努力により残された太陽の塔
感謝の気持ちを持ってまた会いに行こう
円の形の吹き抜けは、空間をゆるやかにつなげている
昨年10月に関西に戻ってから始めた旅で、出会った
円の形。きっとこの先もいろんな円の形に出会うはず。
それらは過去に見た円の形につながったりと、旅を
思い返すのは楽しい時間。今までの円の形を振り返る。
長崎市科学館。大人になってもわくわく感を忘れずに
長崎の旅では原爆資料館にも訪れた
黒川記章による福岡銀行の吹き抜けにも円の形
円形の展示室を持つ玉名市歴史博物館へも
ロイヤルチェスター福岡の重厚な空間を楽しんだり
ここはまたいつか訪れたい美術館
などと筒状の建物や空間を振り返ったり
2023年3月に改修を経てリニューアルオープン
回廊で囲われた落ち着く空間が広がっている
驚くべき造形のリボンチャペル
旅先で訪れる美術館での楽しい空間体験
黒川記章による設計。三角錐のホールが特徴的
安藤忠雄氏によるもの。内部の吹き抜けも特徴的
内部にはやわらかな不思議な空間が広がっている
円形の建物が今治市岩田建母と子のミュージアム
大地の芸術祭では円の形で自然とつながるトンネルに
パノラマ状に風景が広がる円の形のビュー福島潟
関西大学には、村野藤吾が手掛けた建物が多く残る
関西の旅をもう一度。また建物をめぐりを続けよう
旅で出会った円の形。円を描く線はゆるやかに連続し、
角度を持たない影はやわらかな印象を与える。それは
やさしい形であるとともに、周囲から際立ち、象徴的な
表現ともなる。円形の空間の中心に立つと、各部分へ
の距離感で空間全体に包まれたような感覚にもなる。
円の形や、様々な形によって街が構築される。その
部分の全体から部分へ、俯瞰したり寄ってみたり、
もちろん他の形にも。また形を楽しむ旅を続けよう。
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