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街に開かれた美術館にも寄り道を

西本願寺を後にして

堀川通りを渡り、次は南へ進みまたJR京都駅の方へ。
今回は京都の街を歩いて楽しむ旅。そして歩きの旅
では気になるものがあれば、寄り道を。一応、その日の
予定は決めてはいるが、ずれていくのはいつものこと。

くぐってきた総門を見返しつつ、今度は南へと進む
総門のすぐ南に建つコンクリートの打ち放しに
ゆるやかに湾曲する簾状のルーバーが設置された建物は
龍谷大学 龍谷ミュージアム
堀川通りに開かれた計画となっており、通りに面して

前田珈琲の龍谷ミュージアム店も

その日は展覧会の会期中ではないものの
内部への扉は開かれていて、波打つ格子扉のデザインや
外壁のルーバーのデザインも眺めつつ
せっかくなので内側の空間も楽しんで
通路は路地状となって、奥の油小路通りへとつながっていく
地下に設けられたエントランスへはエスカレーターで
建物は高さを抑えるかわりに地下へと空間が広げられ
透過性のあるデザインで、堀川通りとの連続性も
中庭には立派なモミジがゆとりをもって
路地空間の素材は杉板型枠のコンクリートの打ち放しで
無機質なコンクリートにも質感が与えられている

日建設計による設計で洗練された空間に

ミュージアムの紹介を動画でも

龍谷ミュージアムへは、ずいぶん前に訪れていて
その時はアンコールワットへのみちという特別展

現在の2024年11月24日までの特別展も気になる所

エントランスロビーへの入口は地下からで
その時は心地よい中庭の空間も楽しんだ


2011年に開館した龍谷大学 龍谷ミュージアムは仏教
の誕生から現代までの歴史や思想、美術などを収蔵、
展示、研究する施設。高さが抑えられた建物は空間を
確保するために、地下にエントランスが設けられて、
高さと広がりのあるロビーや、中庭も含めて立体的 
で心地のよい空間が生み出されている。堀川通りに
面した入口から、奥の通りへと抜けながら、以前に
訪れたことを懐かしみつつ、歩きの旅での寄り道を。
京都の街を歩くほど、楽しいものとの出会いがある。


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