ごみ処理場は美術館のようにも
大阪の舞洲で見たフンデルトヴァッサーにより手掛け
られたごみ処理場。圧倒的な造形が散りばめられて、
その建物は造形自体で自然を目指し、緑にも包まれて。
NIMBYは、そばにあってほしくない施設を指す言葉。
デンマークでは、その発想は大きく転換されていた。
そして日本には、美術館のようなゴミ処理場がある。
広島市環境局中工場。その建物は建築家の谷口吉生氏
によって手掛けられた。清掃工場に美しいという言葉
はイメージしづらいが、その建物には美しさが漂う。
平和記念公園とつながる軸線。海と光とつながる通路。
アトリウムに広がる静謐な空間と圧倒的な焼却施設。
都市と自然の境界線に建つ美しい建物での空間体験。
平和記念公園から海へ向かう道の突き当りに建つ建物
構築環境とは人が環境が読み解き、生み出したもの
清掃工場で開かれるイベントで、施設をより身近に
そして広島市環境局中工場を映画の中でも感じたり
何年も前だが、広島に出張で通っていた時期があった。
時間ができれば様々な所を訪れて。平和記念公園にも
何度か立ち寄ったことがある。広島市環境局中工場に
もその時に訪れた。こんな形でまたその建物にふれる
ことができることをうれしく思う。映画をあまり見る
ことはないが、これを機に映像の世界にふれていこう。