平戸島のそのまた向うの島へ
長崎県のまわりに広がる海。そしてそこに浮かぶ島々。
長崎県は日本でもっとも島の多い県で、その数は1479
に上るという。2番目は僅差で北海道。ちなみに私の
故郷の三重県は540で10位につけている。いつの日か
三重の海と島々の風景の中も自転車で走ってみたい。
今回の旅の舞台は長崎県の平戸。これまでにも3つの
教会をめぐってきた。カトリック紐差教会を後にして、
折り返し次の目的地へ。平戸島の先に位置する生月島。
ここにも鉄川与助によって手がけられた教会がある。
感動的な内部空間の様子が動画に
カトリック山田教会は、1912年、鉄川与助が33歳の
時に手がけた教会。煉瓦造で当初の建物は全体的に白
の漆喰であったようで、現在の姿の正面が石張り、側面
がレンガ貼とされたのは、比較的最近のことのようだ。
教会の内部空間は圧巻であった。リヴ・ヴォールトの
天井は曲面にあわせた板張りの仕上げ。周囲ぐるりに
はさまざまなデザインのレリーフが設置されている。
そのひとつひとつの図柄に惹かれ、しばらく見とれる。
他の教会とはまた違った濃密な空間がそこにあった。
生月島にはほかにも魅力的な風景がある
生月サンセットウェイはCMロケ地にも
また生月島には生月サンセットウェイという海に沈む
夕日を眺めながら走ることができる道がある。そして
島の先には大バエ灯台。時間があれば生月島をぐるり
と回りたいと思いつつも、今回の旅は教会をめぐる旅。
次の本日最後となる教会は、平戸の町にそびえている。
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