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進化していく新しい公園の形

大阪大学の吹田キャンパスを後にして

自転車でのんびりと北摂をめぐる旅。道の途中の建物
にも目を留めつつ、次は日本初のニュータウンの千里
ニュータウンの中にある千里中央公園へ。その50年の
歴史を持つ公園では新たな取り組みが行われている。


千里の街をのんびりと自転車で走りつつ
気になる建物にはつい自転車を停めて
訪れたのは4月半ばで、まだ桜の風景も
次に訪れた千里中央公園は高台にあり、千里の街が見渡せる
公園内の池に面して設けられた四角の窓を持つ壁は
野鳥が観察できる場所になっていて
四角の窓からの風景も
木々に覆われた園路を、自転車を押しながらのんびりと
公園内に広がる池の風景も眺めつつ進み
公園の中央に建つ建物へ
ここはテラス席のパラソルが並ぶカフェレストランで
LAWSONやLABOも併設される複合施設に
レストランの名前はSEN℃ 
緑に包まれたアプローチについ引き寄せられて
雁行するアプローチもよい感じ
テラス席はにぎわっていて
少し離れた所でゆっくりとひと休み
たまにはジンジャーエールですっきりと

カフェレストランのSEN℃。フードメニューも魅力的

休憩した後は建物の周囲をめぐり
奥に建つコミュニティスペースでもあるLABOへ

LABOには本の集会所や、アーバンリサーチ
が企画する公園グッズも扱われている

既存の建物がリニューアルされた施設は

市民参加のワークショップのイベンで鮮やかに

LAWSONには関西エリア初のアバター定員
この建物も公園管理事務所がリニューアルされたもの
様々な新しい取り組みがされている千里中央公園を楽しんで

リノベーションのデザインには乃村工藝社も

2023年開業の1OOORE SCENES(センリシーンズ)

1OOORE SCENESの「3つのO」に込められるのは
「Open:地域住民に開かれている」
「Ordinary:毎日足を運びたくなる」
「Organic:いまあるものを活用する」

代表企業にはH2Oリテイリング株式会社。様々
な企業が関わって、公園での新しい取り組みを


施設を作るだけではなく、いかに活用されるかも

デザインを通して提案されている

建物と緑と公園施設。都市公園法の改正で、近年様々な
公園で見かけるようになった風景でもある。今までに
もいろんな公園で、その組み合わせを楽しんできた。

千里中央公園ではPFIではない取り組みも


そして今回の千里中央公園は豊中市が民間の力を活用
して公園を再整備するもの。他の事例と異なるのは、
Park-PFI(公募設置管理制度)でなく設置管理許可制度
を活用して事業者が選定されたこと。民間の事業者に
対してアウトソーシングをするだけでなく、公民一体
となって公園の整備を進めていく形。公募選定基準も
収益施設(ハード事業)と公園の活性化事業(ソフト
事業)のウェイトを「1:1」とする内容であるといい、
施設を作るだけでなく、いかに施設や公園を活用し、
事業を継続させられるかという点にも重点が置かれ、
公募に選ばれた企業と行政の会議は1年間で50回に
及んだという。そこには公民両方のこの事業に対する
取り組みの強さがうかがえる。千里中央公園のこと
を振り返れば様々なことが見えてくる。通りすがった
だけでは、知り得なかったことにもたどりつく。また
機会をみつけて、食事やイベントにも訪れてみよう。

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