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山科から南へと下る京都の旅

京都の旅を続けている。これから時を重ね始めるもの
と時が積層されたもの。時代ごとに建てられた建物は、
京都の風景を形作る。今回は、まだ見ぬ風景を目指し
小さな自転車で、JR山科駅から南へ寺院をたどる旅。


万福寺を楽しんで
黄檗山宝蔵院には原稿用紙のルーツも
寺院を後にして、旅の終わりのサイクリングで
宇治川の先に広がる風景も眺めながら
橋を渡り、京都の東に連なる山並みも振り返り
宇治川に沿って北へと進む
川沿いに建つ白い建物。テラスらしきものの
ここはSANDWICH。名和晃平氏の拠点でもある

奈良では名和晃平氏の鹿に。旅先のアートも楽しもう

川沿いをさらに北へ。そろそろこの辺りの駅で
自転車を折りたたみ、電車に乗せて
帰路へとつく。JR山科駅から桃山駅への自転車の旅
そのルートはこのように。折りたたみ自転車ならではの旅


そして、旅の風景を振り返るのも楽しみのひとつに

①JR山科駅

京都の旅を少しずつ広げながら

今回はJR山科駅から始まる旅
駅前の施設も楽しんで


②マールブランシュ ロマンの森

まずは気になっていたロマンの森へ

建物を覆うような緑のボリュームに驚きつつ
緑に包まれた空間も楽しんで


③勧修寺

あとは南へ下り寺院をめぐる旅に

勧修寺は真言宗十八本山のひとつで
名勝庭園に広がる蓮の風景へ


④隨心院

山科の地にゆかりのある歌人といえば

小野小町。はなのいろはうつりにけりな
和歌に込められた想いにもふれながら

 

⑤醍醐寺 三法院

そして山科の南の醍醐には

世界遺産に登録されている醍醐寺。豊臣秀吉ゆかりの寺院
でもあり、まずは三宝院の建物と庭園へ


⑥醍醐寺 五重塔  金堂 

三法院を後にして、境内を進めば

京都で最古の木造建築であるという醍醐寺五重塔
その側には金堂も。どちらも国宝に指定されている


⑦法界寺

山科からの寺院をたどる旅はさらに南へ

次は法界寺へ。右が薬師堂で、左が阿弥陀堂
阿弥陀堂は、安置される阿弥陀如来とともに国宝に


⑧萬福寺

旅の最後は伏見を越えて宇治市に建つ

今年の10月に国宝に指定された黄檗山万福寺へ
中国の明の時代。隠元禅師によって日本にもたらされた場所


小さな自転車でのんびりと山科から醍醐を越えて


あらためて自転車の旅の行程を振り返る。やはり歩き
の旅にはない、風景の変化やつながりがある。初めて
山科駅に降り立ち、様々な魅力を持った寺院をめぐる。
そこに流れる物語にもふれながら、歴史を知るほどに、
その経験は、また新たな旅の風景へとつながっていく。


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