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京都には街のようなキャンパスも

京都の街のシンボルを後にして

塩少路通りを東へと進む。今日の目的地のひとつは
まだ先にある。その前に、途中には2023年に新しく
建てられた巨大なキャンパス。街区にまたがるよう
に開かれて建つキャンパスの風景が広がっている。

ほどなく歩いてたどり着いたキャンパスは京都市立芸術大学
音楽のようにリズムを奏でるような壁面に誘われて
ショーウィンドウにもひかれつつ、開かれたキャンパス内へ
いつものように案内板でキャンパスの構成を確認しつつ
キャンパス内を貫く通りを進む
キャンパスは2枚のマトリックスフロアの上に広がって
ホールは地下も利用して大きな空間へ
上階へとつながる階段のデザインにも目を留めつつ
立体的に構成されるキャンパスの空間を
自分の足で体感しながら楽しんで
デザインは細かく分節され、小さなボリュームが組み合わさり
ピロティ空間は2階にも。奥に設けられた入口は
図書館のもので、ここは市民にも開かれた図書館に

休日は休館日なので、外からそっと眺めるだけにして

2階のフロアも回廊でつながって。ここから京都タワーも
入れ子のように建物の中に建物が
層によって分節されて、変化のあるデザインに
図形的なアングルも楽しみつつ
建物内部の京都を連想させる中庭空間もたどりながら
さまざまな角度から建物を空間を体感して
シンプルな階段のデザインに引き寄せられるように
上階へ。緩やかな勾配の屋根により、横のつながりが意識され
吹き抜けがつながる空間は劇的で
歩き、視点をかえ、空間を感じる。とてもぜいたくなひとときに
改めてその構成を。街区にまたがるように建つキャンパスで
こちらはC館。1階には@KCUA(アクア)というギャラリーも
内部空間も気になる外観を見上げつつ
建物の内部に立体的な街区を、持つような外観を楽しんで
せっかくなのでギャラリーへも

2023年10月に移転した京都市立芸術大学

動画で見ると全体像がよくわかる

設計事務所5社の共同作業により街とつながる空間へ

施工は松村組によって。施工者からの目線の物語も

京都館チャンネルの小山薫堂氏による動画も楽しんで

小山薫堂氏はNOT A HOTEL  FUKUOKAでも


京都市立芸術大学は5つのアトリエ系の設計事務所に
より共同で設計され、松村組によって施工された。その
巨大で一つの立体的な街区を作るような複雑な建物。
マトリックスフロアという地面となる中空の床。その
中に育まれる京都の要素。ゆるやかな屋根をもつ様々
な建物が組み合わさりつつ、一連の建物となっている。
文化・芸術の賑わいの拠点ともなるように計画された
大学のキャンパス。今後の動きも楽しみにしておこう。


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