大分の麦焼酎といえば
大分の麦焼酎といえば、二階堂ともう一つがいいちこ。
どちらもコンビニで手に入る。また、いいちこは25度
はもちろんのこと、20度だって売っている。大阪に
いた時から馴染みの焼酎で、そのデザインも秀逸で、
フラスコボトルやいいちこシルエットがうつくしい。
iichikoの広告デザインを手掛けているのは、株式会社
日本ベリエールアートセンターの河北秀也氏。1983年
からいいちこのブランディングを手がけ、2022年には
ナショナルジオグラフィック日本版広告賞の受賞も。
いいちこのデザインはすばらしい。その中でも印象的
なのはポスターだろう。今までいろんな所で目にした
記憶がある。そのポスターは、お酒の宣伝ではなく、
よい雰囲気を表現する。風景の中に素敵なコピーと
iichikoの文字。いいちこの瓶がひっそり佇むのもよい。
2021年には、1984年から続く「いいちこ」の駅貼り
のポスターを題材にしたアニメーションの「iichiko
story」が公開されている。2022年にはepisode2も。
人生の分かれ道、いいちこのポスターがよく似合う。
iichiko story epsode.1 君といる景色
iichiko story epsode.2 野の花は海へ
いいちこ。大分県北部の方言で「よいですよ」の意味だ
という。いいちこを手掛ける三和酒類は大分県宇佐市
に位置する。おしゃれなボトルもよいが、いいちこと
いえばやっぱり下町のナポレオン。高級ブランデーの
ナポレオンに匹敵する味を、庶民の感覚で楽しめる
という思いが込められる。そのコピーは強く心に残る。
いいちこ。すっきりとして飲みやすい焼酎だ。ほのかに
麦の甘みも感じる。25度もよいがロックであれば20度
もよい。九州であらためていいちこを味わっている。
親しみあるお酒。今日も下町のナポレオンを楽しもう。