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色鮮やかなニキ・ド・サンファルの作品たち

ホテル、ミュージアム、野外彫刻と振り返ってきた。
以前には図書館も取り上げていて、日本の各地に点在
する建物や作品は、私にとってどれも旅の目的となる。

とくに野外彫刻にひかれている。パブリックアートで
あれば自由に誰でもみられるし、屋外美術館であれば、
周囲の風景と作品の関係を楽しむ。中でも色鮮やかで
圧倒的な存在感のあるニキ・ド・サンファルの作品。


福岡に来て出会った「大きな愛の鳥」

大きな岩のような構造物の上で翼を広げ
福岡の街を見守っている
形のおもしろさに、模様の複雑さ。後ろ姿も楽しもう

こちらはベネッセ東京本部前の恋する大鳥。抱きつく
人の形がよくわかる。東京への旅の際に立ち寄りたい

同じくベネッセ東京本部前の蛇の樹。これも一緒に


またニキ・ド・サンファルの作品といえば、ベネッセ
アートサイト。6点の作品が敷地内に点在している。

かえると猫という作品。確かによく見るとかえるだ
こちらはゾウのオブジェでも取り上げた

いろんなオブジェを見てまわって楽しんでいる

ラクダのオブジェはめずらしい。背中のコブは植栽のポットに
会話という作品。ファーレ立川にも設置されている
猫のオブジェとの楽しい出会い

旅先で日常で、いろんな猫との出会いを楽しんでいる

また猫だけでなく、人のオブジェとも同様に

いろんな出会いを楽しんでいる


また、極彩色の女性像の作品の「ナナ」シリーズは、
とても大きく、ふくよかでエネルギーに溢れている。

箱根彫刻の森のミス・ブラック・パワー。迫力のある作品だ
三重県総合文化センターにも中庸という名の作品
こちら天使の姿で羽根がある。色も形も楽しげで
ふくよかで生命感のあふれる造形だ

鹿児島県の霧島アートの森にも、青色のドーンという
ナナの作品。九州の旅を続ければ、いつかはここへも


栃木県のニキ美術館は、残念ながら2011年に閉館に

2015年には国立新美術館でニキ・ド・サンファル展


ニキ・ド・サンファルの野外彫刻。見ていて楽しくも
なるし、その色鮮やかさに生命力を感じる。また自由で
ユーモラスな形は、角度によりさまざま印象を与える。

2011年にニキ美術館は閉館してしまったが、2015年
の国立新美術館のニキ・ド・サンファル展では、ニキ
美術館が所蔵していた作品も出展されていたようだ。
そして、それらの作品たちは今どこにいるのだろうか。

いつかニキ美術館がどこかで再開され、その色鮮やか
な作品と出会えることを楽しみに待つことにしよう。


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