![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81609490/rectangle_large_type_2_ec062c64f76ace45e23838af97ed563e.jpeg?width=1200)
佐賀と福岡の共通点といえば
![](https://assets.st-note.com/img/1656420327281-FkQtZJmTpG.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1656421215703-iw8XsQuag9.png?width=1200)
この図を見て、ふと思う。ぎゅっと密集してはいないかと。
この配置にぴんとくる方もいるかもしれない。佐賀と福岡
に共通するものといえば、そう、蔵元の多さである。ただ
多いだけならば、酒所の新潟や長野にかなうべくもない。
この密度には、自転車にて酒蔵巡りができるという魅力
がある。風を感じながら、酒蔵の建つ風景への道のりを
楽しんでいる。私の試算では面積あたりの酒蔵数が多いの
は1位福岡で2位が佐賀。間違っていたらごめんなさい。
(※酒蔵マップ 福岡国税局ホームページ参照)
武雄温泉から始まった佐賀の旅も終盤へと差し掛かる。
そして向かったのは嬉野市の中央付近にある22と23と
指し示されている蔵元である。寄り道がすぎて、時間
も押してきている。その他はまたいつか巡ってみよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1656423854386-2zKzWhWp1v.jpg?width=1200)
22は瀬頭酒蔵。代表銘柄である東長の名は、元総理大臣
の原敬が「あずまの国のおさ、東洋の王者にふさわしい」
と命名したもの。福岡ではあまりお目にかかれないので
あわよくば、4号瓶をと思ったが、今日は日曜日である。
※鹿島酒蔵ツーリズムホームページ参照
変わらぬ味
変わらぬ伝統
それが私たちの
見つけた永遠の答え
瀬頭酒蔵のホームページに綴られる言葉がある。
自分たちのものづくりを信じ、ただひたすらに
それを極める、という潔さがつたわってくる。
![](https://assets.st-note.com/img/1656423872153-2t7jSNYHRl.jpg?width=1200)
23は五町田酒造。こちらの東一は、東洋一となることを
願い名付けられた名前。かたや東洋の長で、かたや東洋一。
嬉野の地の日本酒が目指す所は、はるか高い。思えば、
出張帰りに駅前のスーパーで、ふと手にした東一の上撰。
その透き通るような味わいに、感動したことを思い出す。
※鹿島酒蔵ツーリズムホームページ参照
この二つの蔵がある嬉野市塩田町では稲作が盛んである。
そこで栽培される山田錦から、醸される豊かな味わいの
日本酒。その味わいを構成する五味というものがある。
甘味、酸味、辛味、苦味、そして渋味、奥深い世界がある。
豊かな自然からもたらされる恵み、そして古来から受け
継がれる人々の知恵と未来へのまなざし。蔵元それぞれ
にさまざまな歴史と思いがある。やはり、日本酒には、
米という素材を、あらゆる工程を経て生まれ変わらせる
日本の文化が凝縮している。日本酒は文化を合言葉に、
多少の飲みすぎには目をつぶり、お酒を楽しんでいこう。