本物を目指したハウステンボス
ようやくハウステンボスの最奥部までやってきた。
緑に包まれた道の先に宮殿が見えてくる。その名は
パレスハウステンボス。オランダ国王の住まいにも
なっている宮殿の外観が、オランダの特別な許可を
得てハウステンボスの名のもとに再現されている。
ここでのウェディングは特別なものになりそうだ
木々の先の静かな場所に建つ宮殿。ハウステンボスは
(Huis Ten Bosch)森の家という意味を持つ。1645年
にオランダのハーグ市郊外の緑に包まれた場所に国王
の住まいとして建てられた宮殿は、そう名付けられた。
パレスハウステンボスは、当初は園内の入り口付近に
建てられる予定であったという。オランダから、国王の
住まいとなる宮殿が、外敵にさらされやすい入り口に
あるはずがないとの指摘により、敷地の最奥の静かな
場所に計画された。オランダの街の造りや歴史に沿い、
オランダ本国から取り寄せたレンガで作り上げられた
パレスハウステンボス。広場のレンガはオランダに
ならい細い面を上に敷かれている。また建設時には、
オランダ側から外壁のレンガの目地が本国のそれより
わずかに広いという指摘に対し、4000万円の費用を
かけ、やり直したりと本物を目指したハウステンボス。
園内に広がる穏やかに広がる風景の裏側には、この
プロジェクトにかかわった人たちの強い思いが込め
られている。長崎とオランダをつなぐハウステンボス。
この先もずっと楽しめる場所であってほしいと思う。
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