見出し画像

本物を目指したハウステンボス

ようやくハウステンボスの最奥部までやってきた。
緑に包まれた道の先に宮殿が見えてくる。その名は
パレスハウステンボス。オランダ国王の住まいにも
なっている宮殿の外観が、オランダの特別な許可を
得てハウステンボスの名のもとに再現されている。


ドムトールンやホテルヨーロッパを後にして
大村湾に続くヨットハーバーを横目に
サマーフェスティバル中のハウステンボスのその奥へ
門扉の向こうに徐々に宮殿が見えてくる
夏仕様の周回バスを見送って
緑に包まれたアプローチを進む
この建物はオランダ国王が住む宮殿が再現されたもの
内部は美術館や教会として使われている
緑の奥に建つパレスハウステンボス
地図の左下の入口から右上のパレスハウステンボスへ
建物の内部を通り抜けて裏側へ
建物の奥には幻のバロック式の庭園が再現されている
ギリシャ神話をベースに配置された噴水や彫刻や生垣
庭園も角度を変えて楽しもう
緑の回廊を通って
庭園に広がる生垣の幾何学模様を楽みつつ
庭園の奥から見返す緑と宮殿の異世界の風景
庭園をぐるりとめぐりながら、宮殿の外観や
生垣が作り出す風景を眺めつつ
緑で描かれる様々な模様も楽しんだ
もう一度、宮殿へと戻り
内部空間も楽しもう。中は美術館となっていて
入館すれば宮殿内部の様子も楽しむことができる
宮殿の中央の広間からアプローチを見返したり
廊下をもう少し進んだその先には
鮮やかなエメラルドグリーンに包まれた
教会のチャペルの美しい空間が広がっている

ここでのウェディングは特別なものになりそうだ

また正面の入り口まで戻ってきて
パレスハウステンボスを後にしよう


木々の先の静かな場所に建つ宮殿。ハウステンボスは
(Huis Ten Bosch)森の家という意味を持つ。1645年
にオランダのハーグ市郊外の緑に包まれた場所に国王
の住まいとして建てられた宮殿は、そう名付けられた。

パレスハウステンボスは、当初は園内の入り口付近に
建てられる予定であったという。オランダから、国王の
住まいとなる宮殿が、外敵にさらされやすい入り口に
あるはずがないとの指摘により、敷地の最奥の静かな
場所に計画された。オランダの街の造りや歴史に沿い、
オランダ本国から取り寄せたレンガで作り上げられた
パレスハウステンボス。広場のレンガはオランダに
ならい細い面を上に敷かれている。また建設時には、
オランダ側から外壁のレンガの目地が本国のそれより
わずかに広いという指摘に対し、4000万円の費用を
かけ、やり直したりと本物を目指したハウステンボス。

園内に広がる穏やかに広がる風景の裏側には、この
プロジェクトにかかわった人たちの強い思いが込め
られている。長崎とオランダをつなぐハウステンボス。
この先もずっと楽しめる場所であってほしいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?