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旅の終わりに天満宮を訪れて

金閣寺を後にして

京都を小さな自転車でめぐる旅も終わりへと向かう。
西京極駅で折り畳み自転車を広げ北へ進み、気になる
場所があれば寄り道を。建物や寺院や、衣笠山の麓の
きぬかけの路をたどり、旅の終わりに天満宮を訪れた。

天神さまとも呼ばれる天満宮は、菅原道真公を祭神と
する神社の総称で、全国に約12,000社もの天満宮が
あるという。その数ある天満宮の中で、総本社は全国に
2社設けられ、1社は九州の太宰府天満宮。そしてもう
1社は、旅の最後に訪れた京都の北野天満宮である。

参道の石段の先にそびえる楼門
神社をめぐる際には、場所によって様々な形の狛犬や
十二支の生き物をたどるのもの楽しみの一つ
絵馬の上の額の 文道大祖 風月本主
の文言は菅原道真公を讃えた言葉
いつものように神社の由来や歴史にふれて
そこに広がる空間や建物を体感する
複雑に組み合わされた斗栱。光によって黄金にも
現在地を確認して。目指すは中央の本殿
参道の先の中門の向こうに本殿がある
参道の脇には撫牛。天神さまにとって牛は神のお使い
三光門とよばれる中門も、閉門の時間に。三光門の由来は、
梁にある日、月の彫刻と、星は門の上に輝く北極星からとも。
門に施された彫刻も楽しんで。左奥の蛙股には獅子の姿
また時間をとって訪れよう。それでも建物は楽しみつつ
建物に沿って境内をめぐり
六角の吊り灯籠や二筋の菱格子や
拝殿や本殿の建物を側面から眺め
妻側の意匠にもふれながら
境内に広がる風景を楽しんだ
天満宮といえば牛。十二支をめぐる旅も楽しんで

北野天満宮では、丑年には牛の参拝も

閉門の時間の静かな境内をたどり
また楼門をくぐって北野天満宮を後にして

北野天満宮の見どころもまたいつか

天神さまの七不思議もめぐるのも楽しそうだ

九州の天満宮といえば太宰府天満宮や 

久留米の北野天満宮。九州での旅が懐かしい

旅の終わりに訪れた北野天満宮。初めて訪れたが残念
ながら閉門の時間に。今回は境内に広がる風景に少し
ふれるだけにして、次はしっかり時間をとってお参り
しよう。閉門していた三光門の先には国宝の御本殿。
その蛙股に北野天満宮の七不思議の一つ、唯一の立ち
牛も彫られている。境内の狛犬や龍に牛。さまざまな
生き物を巡る旅も続けよう。今回の京都の旅もこれで
終わり。自転車にまたがり、帰りの駅までもう一走り。



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