リニューアルされた九州陶磁文化館
波佐見を満喫し、もう一度有田に戻ってきた。旅は終盤
に差し掛かっている。次の目的地は九州陶磁文化館だ。
今年3月の旅の途中、佐賀城公園で佐賀県立博物館と
佐賀県立図書館をみた。共に内田祥哉氏による設計の
建物である。今回の佐賀県立九州陶磁文化館も内田氏
の作品。佐賀県には内田氏の設計の建物が多く残る。
今回は有田焼参考館に辿りつけず。また次に訪れよう。
これは春と夏の時期。股のぞきの子どもがかわいい
映像を用いた展示が楽しい。常設展のみは無料である。
新しい展示で、焼き物の魅力を感じることができる。
オーストリアの城に吹き込む日本からの新しい風。
破壊された古伊万里は、平和と再生の象徴となる。
偉大なる設計者によって、作りこまれた心地よい空間。
そして、それらをリニューアルして使い続ける人たち。
壊された古伊万里により生まれた平和的なつながり。
人の思いがつながる。何かを大切にしようという心は
かけがえのないもの。今の世の中にとても必要なもの。
九州陶磁文化館も永く愛されることを願い、次に進む。
帰る時間も気になるが、もう少し有田の町を楽しもう。
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