木漏れ日の落ちる参道の先に
今回は、前回の奈良の旅の終着点とした大和西大寺駅
から始まる旅。いつものように自転車を広げ、奈良の
街をのんびりと進む。駅を後にして、北西へと向かい
しばらくすると緑に包まれた寺院の塀が見えてくる。
内部の技芸天立像にはJR東海の動画にて
寺院の様子は動画も参照させて頂いて
こちらでは本堂内部でタップと演奏の動画も
秋篠寺の東門をくぐる。緑に包まれ、しんとした境内を
進む。踏みしめる砂利の音。小鳥がさえずり、木の葉が
風にそよぐ。参道の木々の影や苔庭に落ちる木漏れ日。
訪れたのは5月末で花の季節も一段落した新緑の頃。
境内に建つ本堂の内部には、伎芸天立像を始めとし、
薬師如来坐像、日光、月光菩薩立像、十二神将像と
多くの仏像が立ち並ぶ。日常の喧騒とは離れ、静かな
時を刻み続ける寺院の風景。途方もない時間の積層を
感じつつまた日常の時間へ。そして旅を続けていく。