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木漏れ日の落ちる参道の先に

今回は、前回の奈良の旅の終着点とした大和西大寺駅
から始まる旅。いつものように自転車を広げ、奈良の
街をのんびりと進む。駅を後にして、北西へと向かい
しばらくすると緑に包まれた寺院の塀が見えてくる。


寺院の塀に落ちる木の葉の影はカツラかな
天平時代の風景が残る歴史の道で
今回は訪れたのは大和西大寺駅から北西へと進んだ先の
秋篠寺。創建は奈良時代ともいう
石灯籠には鹿の姿。奈良のモチーフも楽しんで
踏みしめる砂利の音に耳を傾けつつ
時の流れを感じながら境内を進む
深い緑に包まれる参道と
1135年に焼失した金堂の跡に広がる苔庭に
落ちる木漏れ日と
印象的な光のたまり
参道は苔庭をぐるりとめぐるように続き
光が落ちる苔庭の風景と
木の葉が作る影の形を楽しみながら
参道の先の建物へ。境内の西手には大元堂
唐破風を備えた風格のある造りで、内部には
大元帥明王立像。6本の手を持つ像の公開は6月6日のみに
龍や鶴の彫刻にも目を留めて
振り返ると本堂の建つ風景が広がる
東屋でひと休みしつつ
鎌倉時代に修復された本堂へ
国宝にも指定された建物の内部は拝観可能で
建物に沿って妻側にある拝観入口へ

内部の技芸天立像にはJR東海の動画にて

本堂での静かな時間を過ごした後は
建物の周りをめぐり
緑が作る風景を楽しんで
本堂の側には鐘楼も
東側から本堂と大元堂も眺めつつ
また受付の小屋の前を通り
もと来た参道へ。時はうつろい
影も形を変えながら
流れる時間の長さを味わいつつ
鹿の彫られた石灯籠や
時の長さと短さを感じ
秋篠寺を後にして

寺院の様子は動画も参照させて頂いて

こちらでは本堂内部でタップと演奏の動画も

まずは大和西大寺駅からほど近い秋篠寺へ


秋篠寺の東門をくぐる。緑に包まれ、しんとした境内を
進む。踏みしめる砂利の音。小鳥がさえずり、木の葉が
風にそよぐ。参道の木々の影や苔庭に落ちる木漏れ日。
訪れたのは5月末で花の季節も一段落した新緑の頃。

境内に建つ本堂の内部には、伎芸天立像を始めとし、
薬師如来坐像、日光、月光菩薩立像、十二神将像と
多くの仏像が立ち並ぶ。日常の喧騒とは離れ、静かな
時を刻み続ける寺院の風景。途方もない時間の積層を
感じつつまた日常の時間へ。そして旅を続けていく。

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