南島原でキリシタンの歴史にふれる
今回は長崎県の南島原をめぐる旅。博多から高速道路
を使い、諫早ICから南島原へ。途中、千々石展望台や
小浜温泉に寄り道をし、南島原までやってきた。ここは
世界遺産がある所。まずは資料館でその歴史に触れる。
長崎の楽しい案内図は壱岐にもあった
その出来事は日本と西洋とのつながりの端緒にも
有馬キリシタン遺産記念館の展示がよくわかる動画
満島ひかりさんが全編におもしろおかしく登場する
島原城でふれた島原に流れる歴史
貴重な遺産が残された有馬キリシタン遺産記念館
華やかな西洋の文化が花開いていたという島原の地
1549年にフランシスコ・ザビエルにより日本に伝来
したキリスト教。洗礼を受けたキリシタン大名のもと、
南蛮貿易の拡大と共に広まったキリスト教は、九州の
地で根付いていく。しかし様々な摩擦により、禁教の
時代へ。1597年の26聖人の殉教、1612年のキリシタン
大名有馬晴信の死。キリスト教は弾圧と殉教の時代へ。
そして1637年に圧政への反発、飢饉、帰農武士の蜂起、
領民のキリシタンへの立ち帰り、様々な要因が絡み
あって島原・天草一揆が勃発した。天草四郎の存在
が大きな力ともなるが、最後には悲劇の道をたどる。
まだほんの少し歴史を垣間見たにすぎないが、一揆が
おこらざる得ない状況であったにちがいない。日本に
おけるキリスト教が歩んできた苦難の歴史。その地の
歴史を知り、そしてその風景を感じる旅を続けよう。