日と月と。ものづくりのある風景
うきはまであと少し。ごまとブドウの香りの余韻を
楽しみつつ先に進む。うきはを楽しむ予定だったが、
なかなかうきはへはまだ遠い。間違えて降りた田代駅
からの自転車旅。いきあたりばったりの旅も楽しい。
形のない素材が様々に形作られていく。どのような形
となるかは作家の創造性による。何もないところから
生み出される価値あるもの。そんなもの作りに憧れる。
陶芸は生活に密着しつつも、その色形は様々だ。日々
を彩るうつわ。美しさを纏ううつわに惹かれている。
福村龍太さんの個展が、2021年2月に福岡の宮若市のうつしきというお店で開かれていた。このお店も気に
なる存在。ホームページには美しい映像の数々がある。
うつろい。自然の風景がゆるやかにうつろう映像と、
やさしげな音楽。あるがままの自然。それを見つめる
視点により、自然の美しさは幾重にも広がりを見せる。
ものづくりのある風景。そのもとになる自然の風景。
人の手で形作られるものの美しさがある。また素朴で
ありのままの風景には、視点によりさまざまな美しさ
があることにも気づく。旅をして、旅をふりかえる。
何かに出会い、何かに気づくこともある。その繰り返し
を楽しんでいる。少しでも違う明日に思いを寄せて。