建物にある多角形を楽しもう
JR羽犬塚駅から自転車を漕ぎ、星野村へやってきた。
最初に訪れたのは古陶星野焼展示館。道路から少し
入った所の建物には、陶窯の煙突のような形があり、
すぐにそれとわかる。頂部は自然を取り込む開口部
となっていて、そこから光や雨が中庭に落ちる。外に
対して閉じた建物は、中庭を通して自然とつながる。
柔らかな光が落ち、しんとした空気の中庭がよい感じ。
建物の形状は八角形をしていて、星をイメージされた
とのこと。星と煙突がモチーフの自由な造形が面白い。
四角形にはない、ゆるやかな角をもつ多角形の面白さ
がある。ふと、今までにみた多角形を思い出してみる。
多角形になると、コーナーの角度はゆるくなり、建物の
シャープさが軽減され、親しみやすさのある形となる。
ボードゲームのブロックスにも四角形の駒ではない、
トライゴンという商品もある。遊びながらも多角形に
ついて考える。建築についても遊び心を持ち楽しもう。