大心院に広がる風景にもいつかまた
妙心寺の広大な境内をめぐり、大心院へとやってきた。
ここは妙心寺の塔頭のひとつで、1492年に細川政元
により創建され、1573~1592年の間にに細川幽斎が
現在地に移転させたという。書院前には築山、石組み、
白砂が調和する枯山水庭園の阿吽庭が広がっている。
宿坊でもある大心院。いつかゆっくり味わいたい
阿吽庭からつながる庭の意匠。また、中根金作の庭へも
妙心寺をぐるりと巡る。宿坊としても利用されている
大心院。今回は足早に通り過ぎたが、いつかゆっくりと
過ごしてみたい。鳥のさえずり、朝の光、寺院に流れる
空気や音に、時間によって移ろう庭の表情に。京都
への旅を繰り返して、まだ見ぬ風景に会いにこよう。