古墳が残る街の中央には
今回の北摂めぐりは高槻市へ
高槻市は古墳群が残る街。1500年も前の歴史の地を
たどり、自転車を走らせて街の中心部にやってきた。
埴輪や古墳の風景を通り過ぎ、新しく建ち並ぶ建物に
も立ち寄り、次は中心市街地の先の安満遺跡公園へ。
環濠集落といえば壱岐での風景を思い出す
正面に緩勾配の切妻の屋根。連なるアーチ窓も楽しい
レストランのファーマーズクラブも紹介されて
街の中心にできたランドマークとなる安満遺跡公園
2021年3月にオープンした安満遺跡公園は、国史跡に
指定されている歴史的価値が高い弥生時代の大集落を
整備した公園。10年の歳月をかけ整備されたという。
公園からは街や安満宮山古墳の、現代と古代の風景
が入り交じる。安満遺跡には水田が拓かれ、近畿地方
でもいち早くコメ作りが行われた場所とされている。
1928年に京都大学が付属農場を開設し、一帯を農場
として利用したことで宅地開発を免れ、地下の遺構
が良好に保存されてきたという。高槻市ならではの
古代の風景を感じられる公園を楽しんだ。街の中に
こんなに豊かな空間があるのはうらやましい限りだ。