奈良の素材が散りばめられた空間へ
図書館でゆっくりとする間もなく
次の目的地を目指し、奈良の街を北へと向かう。そこは
奈良市の中心部の県有地を活用して、新しいホテルや
会議場などが整備された場所。次に訪れたのは2020年
4月に開業した奈良県コンベンションセンター。建物
の外観は正倉院の校倉造りがイメージされて、内装に
は奈良の素材を生かした空間づくりがなされている。
下市木工舎 市により鉋で仕上げられた吉野杉
吉野杉皮和紙という手漉き和紙は福西正行氏によって
木工作家の平井健太さんによるもの。吉野杉は様々な
花井慶子さんによる吉野杉の面皮を用いた天井アート
山野将志さんによる奈良の神饌、正倉院の宝物柄で
貼り合わしたものは、坂本尚世さんによって
奈良の素材とデザインが散りばめられた
作者は籔内佐斗司氏。様々な作品を手掛けられている
4年前のオープンの頃の動画も参考に
ウッドデザイン賞にも選ばれた建物は大林組と
梓設計が共同で設計して
奈良県コンベンションセンターの校倉造りをイメージ
したデザインは外部から内部へとつながり、内部には
木材が多用され、柔らかな空間が広がっていた。他にも
散りばめられたデザインに引かれつつ、向いの建物へ。