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旧佐世保水交社とセイルタワー

旧佐世保水交社とは海軍士官の懇親、外国士官の接待、
艦隊乗組士官の宿泊の場として1895年に建てられた
鉄筋コンクリート造2階建ての建物。八角形の屋根の
部分は3階建てとなっている。そしてセイルタワー
とは海上自衛隊佐世保資料の別名。ここは日本海軍
の遺産を継承する施設として、佐世保水交社の建物を
一部修復し、その背後に増築され1997年に開館した。

通り沿いにそびえる船の帆のような意匠を持つセイルタワー
八角形の屋根と青い空

建物にある多角形を見るのは楽しみのひとつ

建物を見上げ、その横を通って正面へ
旧佐世保水交社の外観はそのままに
セイルタワーからの景色を楽しむ
さあこれからどこへ向かおうか
館内には海軍にまつわる歴史。まずは勝海舟と咸臨丸
1878年に建造された比叡。他にも軍艦の模型の数々
競うように軍艦が作られて
大陸への進出と艦隊活動の拡大へ
1892年に建造の二等巡洋艦の吉野
そして軍艦は強力なものになり迫力を帯びていく
その力は列強への仲間入りを進め
軍艦はより強大なりながら、やがて航空機の時代へ
改良を重ねられた航空機。避けられなかった戦争の歴史がある
時代は移り現代へ。佐世保にある海上自衛隊の展示
護衛艦くらまの操舵室も。大人も子供も楽しめる施設
海上自衛隊の艦艇の模型も圧巻だ
潜水艦も含めてさまざまな艦艇があることを知る
ミサイルの模型の展示も。初めて見るものがたくさんある
そして最後は1階へ。柿右衛門の陶板画まで楽しめた
さあもう一度、建物と空を見上げ
次の目的地へ向けて出発しよう


海上自衛隊佐世保資料は、今は無料で見学することが
できる。まずは7階の展望所と映像ホールへ。6階から
4階にかけて海軍の設立から戦争への歴史、3階と2階
に現在の海上自衛隊についての展示、そして1階が企画
展示と、想像以上のもりだくさんの内容。写真撮影も
一部を除き支障ないとのことで、撮影も楽しみつつも、
旅は序盤なので、ほどほどにして資料館を後にする。


佐世保に流れる海の歴史。海軍ができ、増強され強い国
へと邁進し、そして儚く散っていく。その歴史が忘れず
に伝えられ今の風景につながっている。次は佐世保に
広がる軍港と島の風景を目指し、自転車を走らせよう。

盛りだくさんの館内展示。海軍の歴史がよくわかる

佐世保といえば軍港。艦船を間近で見てみたい

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