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奴国の丘で古代人に思いを馳せる

大陸文化の玄関口となった九州には、数多くの遺跡が
残されている。その日は、太宰府へのサイクリングの
途中に奴国の丘に立ち寄った。奴国の丘歴史資料館は、
奴国の中心であったとされる、福岡県春日市にある。
魏志倭人伝に記述された奴国。市内の各所に点在する
遺跡からも弥生時代の土器類が多く発見されている。

重さ4トンもある王墓の上石。スケールの大きさに驚かされる
多くの遺跡が発掘された春日市一体は弥生銀座とも呼ばれる
緑の芝生と青い空と白いドーム。気持ちのよい風景が広がる
発掘時の状態で保存されている甕棺墓。歴史が息づいている
丘の上からのすがすがしい眺め。時間を忘れてゆっくりしたい
奴国の丘歴史資料館は、いくつかの形が組み合わされている
入り口はシャープな感じ。東畑建築事務所の設計である
施設の展示の見学は無理である。撮影可もありがたい
模型はやはりわかりやすい。ドームと公園の位置関係がわかる
全長48cmのガラス勾玉。2000年前の物とは思えない
いろんな形の土器がある。うつわの形の歴史は古い
銅戈の中央に意匠が施されている。意匠のあるもの作り
銅戈をみると建物がひそやかな銅戈へのオマージュに見える
バリカーのモチーフは銅鐸。これは納得のデザイン
銅剣がねじられた石のオブジェ。驚きのデザインである


奴国の丘歴史公園では、2000年前の遠い古代の情景に
今も触れることができる。ふと訪れた公園で日常から
非日常へと誘われる。歴史の資料は、かつてあった風景
を見せてくれる。古代に思いを馳せ、歴史を楽しもう。


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