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姫路にある巨匠が手掛けた建物へ

旅をしてその先へと旅はつながって

旅先で街の風景や、彫刻や建物を訪れて楽しんでいる。
中でも美術館や博物館などの、外部から内部空間へと
歩き回り、体感できる建物にひかれている。立体的に
構成される空間を、様々な角度で楽しんで。そしてその
建物が巨匠が手掛けたものであればなおさらである。


姫路市立美術館を後にして、少し北に進めば
特徴的な形で構成された建物が見えてくる
三角形の出窓と映る外壁
建物の上部には、連続した梁のような形
入り口は斜めに切り込まれ人々を迎え入れる
兵庫県立歴史博物館。強調されたMとTの形
内部に入ると大きな吹き抜けの空間が広がる
方向性を持った天井は角度よって様々な見え方で
並行に、直角に、斜めにも見上げつつ
壁との隙間のスリットからは自然光が柔らかに落ちる
建物めぐりではサイン計画も楽しんで
Tの形は入り口の建物のサインにも
大きな空間と象徴的な壁。壁面は石垣のイメージであるという
また壁面に投影された映像には
よりみち レキハク!

動画でも姫路の風景を楽しんで

その奥に見えていたのは姫路城の模型。その横から2階へ
その前に建物の見取り図で現在地を確認して
2階に上りホールを横断するブリッジを渡り
角度を変えて姫路城の模型も
また振り返り、方向性のあるデザインは様々な見え方に
上ってきたエスカレーターの先のガラス面からは
姫路城が見渡せる
突き当たりの喫茶コーナーで
少し一休みしながらも
歴史博物館の周りに広がる風景を楽しんで
建物頂部の特徴的な形は側面にも回りこむ
博物館に広がる空間とデザインをたどり
今度は外に出て
丹下健三が手がけた建物と周りに広がる風景も楽しんで

ホームページには建物のみどころも

建物を紹介する動画も面白い

丹下健三といえば、令和4年(2022)に
香川県庁舎が国の重要文化財に指定されて
だいぶ前に訪れたことがあるが、あらためてまたいつか
繰り広げられるデザインを楽しみにいきたい

動画でそのデザインも予習して

また広島平和記念資料館も丹下健三に手がけられていて
建物には不規則性がほどこされたデザインも
訪れた時は改修中の頃で

その様子を大林組の動画にて

丹下健三。世界のタンゲと言われたように、日本人の
建築家として世界的に活躍した人物。東京大学の丹下
研究室からは、磯崎新、黒川紀章や、今年に惜しくも
亡くなられた槇文彦氏、そして多くの美術館や博物館
の建築を手掛けている谷口吉生氏も輩出されている。

偉大な建築家の想いは、様々な形で後世へ引き継がれ、
また残された建物に託されている。訪れた兵庫県立
歴史博物館は丹下健三が70歳の時に手掛けた建物で、
姫路城をモチーフに、現代の城としてデザインされた
ともいう。建物に散りばめられたデザインを楽しんで。


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