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大川は家具ともに歩むモノづくりのまち

筑後川にかかる昇開橋を越えると福岡県大川市。家具
とともに歩むモノづくりのまちだ。大川家具の歴史は
戦国時代までさかのぼる。木工の祖・榎津(えのきづ)
久米之介が、家臣の生活のために指物を作らせたこと
が始まりと言われている。またその中心地が榎津町で
あったことから、大川家具は昭和20年代まで、榎津
指物、または榎津モン(物)と呼ばれていたという。

大川は筑後川の水運と有明の海運によりにぎわった地


筑後川や有明海によりさかんとなった大川の船大工。
榎津の大工たちにより、大川は水車づくりの産地にも。
農業生産の木工が中心に栄えていた榎津の大工たちが
本格的指物製品を作り始めたのは19世紀に入った頃。

その後、発展を遂げ明治10年頃に榎津箪笥が作られ、
明治22年には合併より家具の町・大川が誕生する。

太平洋戦争後の木工ブームを経て、工芸デザイナーの
河内諒による引手なしタンスをきっかけに、大川家具
は全国で知られるようになったという。そして現代へ。
大川には家具ともに歩むモノづくりの歴史がある。

(※大川インテリア振興センターHP参照)

大川木工には古い歴史がある


昇開橋のたもとに建つ白いコンテナハウスは
大川テラッツァという観光情報施設
風景に白いコンテナハウスがよく映える
営業時間は17時まで。あともう少しの所だった
それでも雰囲気だけは楽しんで
そろそろ昇開橋も後にして
またいつか営業時間内に訪れよう

大川テラッツァとはこんな所

フォントやロゴも楽しんで

可変していくロゴの動画。とても楽しいデザインだ

大川は家具とともに歩むモノづくりのまち

時代とともに家具の機能も進化したり

家具の役割も広がっていく

残念ながらあまり時間もないのでどんどん先へ進もう
空と雲と太陽と水面に包まれた旅
また道沿いに気になる建物があれば立ち止まる
えほん調剤薬局。かさなる家形のデザイン

いつものように家の形も楽しもう

たたずまいもよい感じ。続く壁と屋根はまるでオブジェのよう

ここは、えほんを読める図書館のような調剤薬局

また道沿いに白い壁に黒いサッシの気になる建物
劇場か映画館のような佇まいだが
看板には家具と絵画の再生工房とある
時間は17時過ぎで閉まっていたが、外観だけでも楽しもう
サッシの外側のマリオンのデザインにもひかれる
日もそろそろ沈みつつあるけれど
建物のデザインを楽しもう
ここは家具の修復のかたわら、デジタルアートを展示する建物
その雑多な感じにとてもひかれる
まるたつアートとはA4で出力した紙で有名絵画を再現する
著作権が切れたものを扱うためレトロなものであふれている
大川榎津ロマン館。確かににロマンが流れている
家具のアンティーク塗装といった修復技術を応用し
油絵のような耐久性。絵画と看板の中間を目指しているという
この旅で、こんな空間に出会うとは思いもよらず
一期一会の旅を楽しもう
まるたつアートは、合名まるたつ家具の商標または商標登録
またいつか内部空間もみてみたい

本業外での圧倒的な創作量。大川はものづくりのまち

ここは家具の産地大川。道沿いには関家具の本店もある

関家具の楽しいCMメイキング動画も

まちを抜け、広い空に包まれた旅を続けよう
次の目的地は水の風景が広がる所

大川に流れるモノづくりの雰囲気。ただ一日の時間は
限られている。筑後川昇開橋をなんとか時間ぎりぎり
渡れたものの時間は17時をまわっていた。橋のたもと
の大川テラッツァは残念ながら閉店の時間であった。

施設の雰囲気だけでも楽しんで先へ進む。家具のまち
大川で、時間があればお店もめぐりたいところだが、
その日の最後の目的地はまだ先にある。寄り道を続け
つつも日没までに辿り着けるだろうかと先へと進む。


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