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久山町にある図書館とホールの複合施設


久原本家総本店を後にして、さらに北を目指す。次の
目的地は久山町の山間に位置しており、もうしばらく
自転車に乗って進む。寄り道が多い旅で出発時に思い
描いていたルートとは異なることも織り込み済みだ。
というわけで、鯉のぼりや建物を楽しみながら進む。


その時は子供の日の少し前の頃。鯉のぼりが優雅に泳ぐ
鯉のぼりにまじって吹き流しも。魔除けの意味があるという
川の対岸へとかけられた鯉のぼり
風に泳ぐ鯉のぼりを見上げる。この季節ならではの風景だ
足元に目をやると橋の手すりが作る影
湾曲したコンクリートの壁に落ちる電線の影もおもしろい
影もさることながら特徴的なシルエットの建物
建物の名はレスポアール久山。図書館とホールの複合施設
まずは図書館の入り口へ。いろんな要素がもりだくさん
影の形にも目が止まる。照明の位置にふと疑問も
木とコンクリート打ち放し。素材はシンプルに形は複雑に
それにしても色も形も複雑に構成されている
次は赤い円柱をよけるようにホールの中へ
複雑に入り組んだ内部の納まりも圧巻だ
鯉のぼりも見上げつつ、吹き抜けの空間を楽しんだ
シンプルですっきりとしたデザインも
奥へ進むと吹抜けはだんだんと細くなって
裏側に通り抜け建物を見上げる。なんだかとてつもない
ひとつの建物とは思えない複雑さが散りばめられている
あえて目立たせられたダクト。いろいろと不思議なデザイン
細かく見出したらきりがないので、そろそろ建物にお別れを


道沿いに複雑なシルエットで建つレスポアール久山。
予定していなかったけど十分に楽しんだ。いろいろと
もりだくさんの施設で、とりわけ図書館の内部には、
わくわくするような楽しげな空間が広がっていた。

建物を設計された菊池氏は、毛綱毅曠建築事務所にも
おられたとのことで、複雑な建物のデザインにも納得。

私にとって思い出の毛綱毅曠氏の建物は能登島に

熊本でも毛綱氏の建物に。釧路もいつか行ってみたい


念のため、図書館内部の写真撮影をうかがったが不可
とのこと。紹介できないのが残念だ。素敵な空間ですね
と職員の方に話しかけると、使いにくいと言いつつも
まんざらでもない様子。ここにしかない空間があった。

今回の旅は福岡にある神社をめぐり、最後の目的地を
日本の三大八幡宮とも呼ばれている筥崎宮とする予定
だったが最後はあきらめ次の機会に。いつものように
気になる建物に立ち寄りつつ、きままな旅を続けよう。

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