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建物にある広場は街の風景とつながるように

展示を楽しみ、移動して視点を変えながら

次は屋上へ。富山県美術館の見所の1つとして屋上に
広がる空間がある。美術館は街や公園に溶け込むよう
に建ち、大人とっても子供にとっても楽しい場所と
なるように、建物全体を使って工夫がこらされている。


屋内の展示を楽しみつつ、建物の隅々までめぐり
外部に設けられた階段へ
階段から見える富山の街の風景の中に気になる建物

ここは十全化学株式会社の新しい本社屋

階段を上ると、屋上には芝生広場が広がって
そこには楽しげな形をしたオブジェのようなものが並ぶ
そこはオノマトペの屋上という広場で

オノマトペといえば五味太郎氏の絵本を思い出す

そこに散りばめられた楽しそうな形は

オノマトペから佐藤卓氏によりデザインされて

子供たちのための屋上広場となっている

ぷりぷり。擬音はそれぞれ形になって
キノコの間にハンモックのようなネットがかけられた
UTOUTO。それぞれの遊具は色々な視点で作られて
反対側にはひらがなで表記されて、その音を感じながら
次はあれあれ。黄色のバーに何か描かれて
ぐるりと視点を変えていけばきっと何かが見えてくる
青い空と緑の芝生に、赤いかさのキノコがよく映える
次はぼこぼこ。屋上広場は立山の山々とつながるようで
その凹凸は山並みのようにも
それぞれの音から生まれた形が屋上でにぎやかに
こちらの大きな遊具はぐるぐる。支柱を中心に
回転する仕組みに。ぐるぐると回ってみたい思いに
駆られつつも、そこは想像力にまかせて眺めるだけに
隣の白い遊具はふわふわ。子供たちの遊ぶ様子に
いつかの旅の風景を思い出す。子どもたちは

大きくなって、次の景色へと目を向けて

美術館に設置されるのは遊具といえど
それはアートのように。ひそひそという名の
遊具では音は可視化された経路を伝う
屋上広場は富山の公園や風景に連続して
街に広がる富岩運河環水公園を見下ろしつつ
屋上広場の見取り図も確認して

遊具はこの美術館のために制作されて

富山県美術館は色々な発見がある所

今度はエレベーターで階下へと
ホールの吹き抜けに沿って進み
次は富山県美術館に設置された彫刻へ

屋上から望む立山連峰。建物は立体的に街を構成し、
公園とつながるような空間を提供する。屋上広場の
ちりばめられたオノマトペをモチーフとした遊具。
その言葉が形となって、その形に子どもたちの声が
重なる。様々な形の色とりどりの遊具にふれる子供
たちの楽しそうな声を聞きながら、遊具をたどって
いつかの思い出にひたりつつ、屋上広場を後にして。

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