展覧会 岡本太郎を満喫しよう
博多駅から新大阪まで新幹線で移動し、在来線に乗り
換え大阪駅に到着した。大阪中之島美術館にて開催中
の岡本太郎展を目指し、梅田から中之島まで歩く。寄り
道しつつも時間通りに到着。さあ展覧会を楽しもう。
序盤ではかなりの量の絵画が展示されている。川崎市
岡本太郎美術館も訪れたことがなく、これだけの量の
絵画作品をみるのは初めてだ。ありがたいことに、一部
の作品以外はすべて撮影可である。記録に留めよう。
岡本太郎氏が掲げる対極主義。それは世の中に存在
する対立や矛盾を、調和させるのではなく強調し、
その不協和音の中から新たな想像を生み出すという
考え方。本当の調和とは、譲り合うのではなく意見
をぶつけ合う中で、意見を活かすことであるという。
今まで岡本太郎氏の絵画をみる機会は少なかったが、
今回は初期の作品から通して鑑賞できた。彫刻以上に、
絵画にはダイレクトにエネルギーが込められていると
感じる。対立と矛盾が画面上で共存し、エネルギーを
発していく。芸術は挑みであるという氏の言葉を深く
思い、岡本太郎氏の力強いエネルギーを感じることが
できた。またいつか川崎市岡本太郎美術館も訪れよう。