風景や形とつながる記憶
立体的なキャンパスをめぐり
1階に入っているギャラリースペースに立ち寄った。
そこは無料で市民にも開放されている場所でもある。
旅を続けていけば、思いがけない空間や作品に出会う
こともある。偶然の出会いを楽しんで、過去の風景や
記憶ともつなげていく。記憶という不確かなものの
手がかりとして、目に映るものや空気感に思いをはせ
ながら写真に残していっている。その写真を見返せば、
その時の情景が過去から現在へつながり、記憶ととも
に脳裏におぼろげによみがえる。写真は連なり、記憶
をよびさまし、つなげていく。いつものように写真を
撮りつつの街歩き、そして何かとの出会いに期待して。
染み込む時間の経過までもが作品とされる
むらたちひろさんによる記憶の形を楽しんで
他にも様々な場所で展覧会も
沓掛は京都市立芸術大学が以前に建っていた場所
引っ越しと言う祝祭を作品にされる平野愛さん
大学はテラスのように開かれて
街区にまたがる京都市立芸術大学と京都市立美術工芸
高等学校。街のテラスのように開かれた大学は、地域
の歴史や文化と緩やかに繋がり、新たな「創造の現場」
となることを目指されている。芸術や文化などを基軸
としたまちづくりを掲げられる京都市で、そこから何
が生み出されていくか、どんな芸術、文化が発信される
かを楽しみに、今後のイベントにも注目していこう。