創業100周年を迎えたサクラクレパスへ
守口市にある大阪国際大学のキャンパスを後にして
旅をしては旅を振り返る。その中で、いろんなものを
目にして思いをはせて。今できることを積み重ねよう。
風景を眺め楽しみつつ、対象へと寄ったり、引いたり。
そして旅は続いていく。今回は大阪を南へと向かう旅。
大阪国際大学と同じく、安井建築設計事務所によって
1921年に創業し、100周年を迎えたサクラクレパス
大正時代、山本鼎によって推進された自由画教育運動。
その自由画の描画材料として、注目されたクレヨンは
舶来品で高価なもの。そこで1921年頃、国産クレヨン
を製造する業者が創業。サクラクレパスも同時期に
開業され、そしてクレヨンとパステルの互いの長所を
兼ね備えた描画材料としてクレパスが生み出された。
おなじみのクーピーも100周年で100色に
クレパスの使い方の動画も興味深い
創業90周年の際にはクレパスは700色にまで
700色にもおよぶクレパスは、世界でもっとも美しい
グラーデーションを目指し作り出されたという。世界
にある無数の色。それを人が識別できる限界の色合い
に細分化され、サクラクレパスの研究所の“色の職人”
たちにより、研究が積み重ねられて生み出されたもの。
風景の中の様々な色。それらにもっと寄って眺めて。
いろんな角度で風景を楽しんで、世界にふれていこう。